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​能登復興 朝市観音プロジェクト

​能登復興『朝市観音プロジェクト』

朝市観音プロジェクト(朝市復興プロジェクト)では能登朝市を生業にしてきた地域住民の生活再生復興とお寺(鳳来山永福寺)の再興を同時に目指します。当方の観音堂を能登朝市に移築移転し境内を朝市マーケットとして開放する、これが概略になります。朝市が本格復旧復興するまでの足掛かりとして、地域住民の拠り所としてのお寺の在り方を模索します。

             書家 阿部豊寿氏によるプロジェクト名 揮毫                               永福寺本堂(解体予定)                  観音像

令和6年1月1日16時10分に能登半島地震が発生。元旦の穏かな世界は一転、マグニチュード7超の地震は能登と周辺地域に住む住民の生活を一変させました。震災の範囲は能登半島全域に及び、被災者もまた様々な分野に分け隔てなく及んでいます。日本三大朝市に数えられ石川県輪島市の朝市の惨状はこれまで様々なメディアに報道された通りではありますが、震災から半年が経過しても、復興はおろか復旧の目途も市民には見えてきていません。

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       1月1日 朝市通り(いろは橋を背に)                    1月2日​

五百年程の寺史を持つ永福寺は、100年程前に現在地(朝市の対岸にある山の麓)に移転した際に、地元住民が動乱から守ってきた観音像を御堂のなかで祀り今日まで大切にお守りしてまいりました。移転以来、観音様とともに地域住民の心の拠り所となれるよう取り組み、喜捨をうけながら今日までお寺として存続してまいりました。寒入りすると一か月に及ぶ勧進托鉢を奥能登一円、数十年も欠かさず続けてまいりました。勿論、朝市に出店していた住民の皆様からも喜捨を受けて、御蔭様でこれまで死に絶えることなく仏の道を歩むことが叶いました。

寺院もまた嘗てない数の被災件数となり、伽藍の再建の目途や檀信徒への教化活動への影響等、これまでにない震災経験を機会に、柔軟で芯のある対応が求められています。この度の震災を機に我が永福寺も再出発を迫られています。その復興再生の端緒に当たり、年来のご縁を戴いてきた輪島市民の被災状況を目の当たりにして、寺の再生がそのまま輪島市民への再生への寄り添い、ご恩返しになるべきではないかという思いが強く湧き、今回の志、プロジェクトを発足致しました。

趣意書

              負けてたまるか! のと復興・わじま再生 朝市観音プロジェクト

令和6年元日に遭遇した能登半島地震。震災の範囲は能登半島全域に及び、被災者もまた様々な分野に分け隔てなく及んでいます。寺院もまた嘗てない数の被災件数となり、伽藍の再建の目途や檀信徒への教化活動への影響等、これまでにない震災経験を機会に、柔軟で芯のある対応が求められています。

 

鳳来山永福寺もまた約五百年に及ぶ寺史にないものでした。百年ほど前に輪島市門前町より大本山總持寺山内寺院の格を離れて、輪島市鳳至地区の町民の合併移転の要望に応えて以来、寺檀ではなく、信者と寺という関係を築き、特に脇侍仏でもある如意輪観音は「能登国霊場三十番札所」として近郷の帰依を戴いてまいりました。

 

この度の震災を機に永福寺もまた再出発を迫られています。その復興再生の端緒に当たり、年来のご縁を戴いてきた輪島市民の被災状況を目の当たりにして、寺の再生がそのまま輪島市民への再生への寄り添い、ご恩返しになるべきではないかという思いが強く湧いてきました。朝市観音の構想はそのようなわが思いのかたちです。構想とは次のようなものです。

 

焼跡の一区画を譲り受けて観音堂と観音像を建立し、その境内を朝市として利用してもらうのです。それは従来の本町通りでの軒先の露地売りとは違い、小規模でもあり、人数的にも限られるでしょう。然し、地べたに坐り、地元の食材などを地元の人のために供する。そのような朝市の初心に立ち返り、従来の朝市通りになるまでに、その最初の一歩を共に歩むこと、その一歩こそが大事なのではないでしょうか。それがそのまま朝市復興、輪島再生の象徴となる。それがわが願行の真相です。

 

今、願行の一歩を踏み出すに当り、私にあるものは、震災に遭っても守り抜いた由緒ある永福寺の観音様と朝市観音構想だけです。この構想に賛同、援助して下さった方々にも、お堂に名を刻み、永代に亘って回向は致しますが、それ以外は何の見返りもないことを予めお断りしておきます。私は真の施主に巡り合いたいのです。そんな施主の真心と共に歩みたいのです。私もまた真の行者となるべく精進しなければなりません。

 

支援内容については、金銭だけでなく、土地の提供、又は、このわが構想を社会に広く拡散していただく形で賛同の意、施主となって戴いても結構です。これが私の終活にして、最後のお釈迦様や祖師菩薩、そして歴住大和尚へのご奉公にして報恩行であり、輪島という地域社会への恩返しであり、復興という道程への寄り添い方です。良寛を慕う末世の比丘にして、俳句にうつつを抜かす、愚かな仏弟子の所業と笑っていただきたい。徒労に終わるかもしれません。野垂れ死にするかもしれません。それでも私が再生するために、能登や輪島や朝市が再生し、新しい夢の一歩を実現するために、縁も所縁もない市堀玉宗という人生の旅人に力を貸して戴きたいのです。右、十方有縁無縁の真心、施主を求めて、ここに勧進の趣意を表するものです。合掌。


                                            鳳来山永福寺 東堂 市堀玉宗

活動

一、活動内容の周知を行っています。輪島市・朝市を皮切りに県内・県外で托鉢をしながら出会った方々に趣意書をお渡しし、事業内容についてご理解頂きます。当ホームページ含めSNSを利用して情報発信を続けています。

 

二、「朝市観音プロジェクト」と書かれた幟をもって、各地を勧進托鉢(御椀を持ち鈴を鳴らし喜捨を受けて歩く)して回ります。これまでに輪島市・金沢市で繰り返し托鉢を行っています。尚、被災地での喜捨はお断りしております。また複数の協賛者より県外地元にて托鉢の要請もあり、今後は県外での活動も視野に入れています。

 

三、協賛者・寄付者の公開。企画に協賛頂き寄付をされた方々を別ウェブサイトにて公開しています。今後、本サイトにて公開することも検討しています。尚、すでに200名を超える協賛者より寄付を頂いておりますが、さらなる支援が必要です

​※右画像クリックでプロジェクトの寄付画面に移動します。

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連絡先 Contact

〒928-0073

石川県輪島市鳳至町鳳至丁139番地

Hoshicho-139 Fugeshimachi, Wajima, Ishikawa 928-0073

076-822-0289

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